第52回日本コミュニケーション障害学会学術講演会

The 52nd Meeting of Japanese Association of Communication Disorders

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盛大に行われた東京での第50回大会、細やかな気配りに感動した熊本での第51回大会につづき、つくばでの第52回大会がバトンを受け取りました。つくば市の周辺は意外と学会場として使える施設が少なく、大会は開催できないのではないかと心配していました。しかし、「つくば国際会議場」のスタッフとの出会いに恵まれ、大会を開催する準備が始まりました。この会場は、ノーベル物理学賞受賞者である江崎玲於奈先生が館長を務められ、研究成果を発表する人のために隅々まで工夫された設計が施されています。まずは、「つくば国際会議場」に、みなさまをお迎えすることができることをとても有難く感じております。会場最寄りのつくば駅は、東京駅八重洲南口から高速バスで約1時間、秋葉原駅からはつくばエクスプレスで40分ほどかかります。九州や関西の方におかれましては、茨城空港を利用されることもお勧めします。空港と会議場を結ぶシャトルでの送迎が可能ですので、ぜひ、ご利用ください。

さて、日本コミュニケーション障害学会は、日本聴能言語学会から積み重ねられた、コミュニケーション障害に対しての支援と研究を行う学会としての歴史があり、言語聴覚士だけでなく、様々な職種の方が参加できる学際的な場となっています。学術講演会では、これまで、数多くの著名な先生方が講演をされており、日々の臨床や研究の仕事に活かされている方も沢山いらっしゃることでしょう。第52回大会では、「場面緘黙の評価と支援」についての基調講演(西南女学院大学・園山繁樹先生)を企画しました。場面緘黙のお子さんが来られた時に、どのように対応していいかわからない、ということをよくお聞きします。先生方の、日頃の臨床の幅が広がることを願い、園山先生に講演をお願いすることにしました。「ことばの壁をこえて…」というテーマは、「話したくても話せない」という状況を経験している人々へのメッセージであり、さらに現在は国際情勢として国家が分断されている状況がありますが、世界が一つになれるように、という願いも込めました。コミュニケーションの支援をする私たちの仕事の一つ一つの積み重ねが、インクルーシブな社会を創る力となり、平和な世の中を実現する第一歩となることを希望しています。

最後に、「つくばからの発信」として、今、輝いている先生方に講演やシンポジウムをお願いしました。アジア各方面からの先生方をお招きし、言語聴覚士の養成についての現状を共有する場を作ることにもしました。このような本大会で提供する様々なプログラムを是非、楽しみにしてください。研究学園都市つくばに集まって議論を交わしましょう。準備委員会では、みなさまの思い出に残る大会になるように頑張っていきますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。

第52回日本コミュニケーション障害学会学術講演会
会長 宮本 昌子
筑波大学

開催会場

つくば国際会議場
〒305-0032
茨城県つくば市竹園2-20-3

事務局

第52回日本コミュニケーション障害学会学術講演会 事務局
筑波大学人間系
〒305-8572
茨城県つくば市天王台1-1-1
事務局長:飯村 大智
E-mail:
jacd52tsukuba@gmail.com
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